ローム ミュージック ファンデーションは、
音楽を通じて豊かな文化を作ることを目指しています。

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© 佐々木卓男

音楽文化の発展~音楽家の育成~

援助
音楽文化の発展のため、ローム ミュージック ファンデーションはこれからの音楽界を担う若い音楽家たちの夢をサポートしています。そしてここで関わった音楽家を「ローム ミュージック フレンズ」として、共に多くの方々に音楽を届ける仲間となっていただいています。

奨学援助

<1991年度~> 音楽を学ぶ学生に対して奨学援助を行い、若い人達の学ぶ環境の充実に取り組んでいます。奨学援助の申請についてはこちら

これまでの奨学生 464名(1991~2018年度)

1992,1993 年度 奨学生

樫本 大進

(ヴァイオリン)

© Daisuke Akita

フリッツ・クライスラー、ロン=ティボー両国際音楽コンクールほかで優勝。マゼール、小澤征爾、ヤンソンスなどのもと著名オーケストラとソリスト共演するほか、2010年ベルリン・フィル第1コンサートマスターに就任。また、2007年より室内楽の「ル・ポン国際音楽祭」を音楽監督として率いる。
1999 年度 奨学生

下野 竜也

(指揮)

© Naoya Yamaguchi

鹿児島生まれ。2000年東京国際音楽コンクール、2001年ブザンソン国際指揮者コンクール優勝以降、国際的な活躍を続けている。広島交響楽団音楽総監督、広島ウインドオーケストラ音楽監督、京都市交響楽団常任首席客演指揮者。京都市立芸術大学音楽学部指揮専攻教授。
2001,2002 年度 奨学生

神尾 真由子

(ヴァイオリン)

© Shion Isaka

2007年チャイコフスキー国際コンクール優勝。チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団、BBC交響楽団、ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団、イスラエ ル・フィルハーモニー管弦楽団と共演するなど国際的に活躍している。
2002,2003 年度 奨学生

菊池 洋子

(ピアノ)

© Marco Borggreve

2002年第8回モーツァルト国際コンクールで日本人として初めて優勝。その後、ザルツブルク音楽祭のモーツァルト・マチネに出演するほか国内外で活躍。2009年には、モーツァルトのピアノ・ソナタ全曲をフォルテピアノとモダンピアノを用いて演奏し好評を得た。2007年第17回出光音楽賞受賞。
2002,2005,2006,2007 年度 奨学生

酒井 健治

(作曲)

© Maxime Lenik

京都市立芸術大学卒業後、ヨーロッパで研鑽を積み、ローマ賞(2015)、エリザベート王妃国際音楽コンクール作曲部門グランプリ(2012)、文化庁長官表彰(2012)ほか、国内外の主要な作曲賞を次々と受賞。2017年4月より名古屋フィルハーモニー交響楽団のコンポーザー・イン・レジデンス。
2003 年度 奨学生

泉原 隆志

(ヴァイオリン)

2007年以降、東京フィルハーモニー交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、仙台フィルハーモニー交響楽団、京都市交響楽団などの客演コンサートマスターを務める。2009/10年と室内楽セミナー「秋吉台の響き」の講師を務める。現在、京都市交響楽団コンサートマスター、京都市立芸術大学非常勤講師。
2003,2004,2005 年度 奨学生

日下 紗矢子

(ヴァイオリン)

© Kiyoaki Sasahara

兵庫県出身。パガニーニ国際コンクール第2位。2008年ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団第1コンサートマスター就任。2013年読売日本交響楽団コンサートマスター就任(2017年より特別客演)。日独両オケのコンマスを兼務しながら、ソロ・室内楽にも積極的に取り組んでいる。ベルリン在住。
2007,2008 年度 奨学生

河村 尚子

(ピアノ)

© Marco Borggreve

ミュンヘン国際コンクール第2位、クララ・ハスキル国際コンクール優勝。ドイツを拠点に活動を展開し、ベルリン放送響(ヤノフスキ)、チェコ・フィル(ビエロフラーヴェク)、NHK交響楽団(P.ヤルヴィ)などと共演。文化庁芸術選奨文部科学大臣新人賞など受賞多数。フォルクヴァング芸術大学教授。
2008 年度 奨学生

菊本 和昭

(トランペット)

NHK交響楽団首席トランペット奏者。京都市立芸術大学大学院修了。フライブルク音楽大学、カールスルーエ音楽大学にて学ぶ。第72回日本音楽コンクール第1位や2008年E.スミス国際トランペットソロコンペティション第2位などを受賞。
2010,2011,2012 年度 奨学生

宮田 大

(チェロ)

© Daisuke Omori

ロストロポーヴィチ国際チェロコンクール、国内のコンクールに優勝を重ね、現在世界的に有名な演奏家と共演、ソロ活動を行う。NHKや民放でドキュメント放送などに出演。
2011,2012,2013 年度 奨学生

上野 星矢

(フルート)

2008年第8回ジャン=ピエール・ランパル国際フルートコンクール優勝。パリ国立高等音楽院第一課程、ミュンヘン国立音楽大学大学院卒業。第25回青山音楽賞新人賞受賞、第17回ホテルオークラ音楽賞受賞。フルート教室“音の棲む部屋”主宰。
東京バロックプレイヤーズ代表。
2013 年度 奨学生

荒 絵理子

(オーボエ)

第73回日本音楽コンクールで第1位(審査員満場一致)、第20回出光音楽賞受賞。NHK交響楽団のアカデミー生を経て、2009年より東京交響楽団の首席を務める。横浜シンフォニエッタ、ナガノチェンバーオーケストラ、東京六人組のメンバーとしても活躍。国立音楽大学、東京音楽大学非常勤講師。
2014,2015 年度 奨学生

反田 恭平

(ピアノ)

© MASATOSHI YAMASHIRO

2015年、V.ゲルギエフに招待され、マリインスキー管とのコンチェルトにてロシアデビューを飾る。2016年のデビューリサイタルでは、サントリーホール2000席が完売し、圧倒的な演奏で観客を惹きつけた。2017年に行われた初の全国ツアー25公演は、全公演完売のうちに終了した。2016年度出光音楽賞受賞。現在は、ショパン国立音楽大学にて研鑽を積んでいる。
2015 年度 奨学生

宮里 直樹

(テノール)

東京藝術大学首席卒業。同大学院修了。声楽を多田羅迪夫、R・デーリングの各氏に師事。これまでにNHK交響楽団など国内主要オーケストラと共演。《ラ・ボエーム》ロドルフォ、《愛の妙薬》ネモリーノ、《蝶々夫人》ピンカートン、その他多数のオペラに主役にて出演。第23回リッカルド・ザンドナーイコンコルソ第2位。その他数多くのコンクールで優勝を果たす。二期会会員。

ローム ミュージック ファンデーション スカラシップ コンサート

<2013年度~> 現役または給付終了直後の奨学生によるコンサートを2013年から開催しています。

© 佐々木卓男

在外研究援助

<1993~2014年度> 音楽家の一層の研鑽を図るための在外研究を援助しています。

これまでの音楽在外研究生 64名(1993~2014年度)

三ッ石 潤司コレペティトール(1998/10~2001/9)

東京藝術大学にて博士課程単位取得、その後ウィーン国立音楽大学に学び同学で初めてのアジア人声楽科専任講師となる。ヨーロッパ、日本でコレペティートア、伴奏者、作曲家(2016年初演の『アリスの国の不思議』は好評を博す)として活動。武蔵野音楽大学教授、東京藝術大学講師。2009年にオーストリア共和国功労金章受章。
「音楽遊戯 アリスの国の不思議」 写真提供:東京文化会館 © ヒダキトモコ

粟國 淳オペラ演出(1999/10~2002/9)

新国立劇場「ラ・ボエーム」、日生劇場「アイナダ・マール」、藤原歌劇団「ノルマ」、二期会「仮面舞踏会」、紀尾井ホール「オリンピーアデ」、イタリア・サッサリ劇場「アンドレアシェニエ」「エルナーニ」、スロベニア・マリボル劇場「ホフマン物語」など、抜群のスケール感と緻密な演出は国際的に評価が高い。新国立劇場オペラ研修所演出主任、2017年日生劇場芸術参与に就任。2011年度エクソンモービル音楽奨励賞受賞。

林 美智子声楽[メゾ・ソプラノ](2002/10~2005/9)

東京音楽大学卒業。桐朋学園大学研究科、二期会オペラスタジオ、新国立劇場オペラ研修所第1期修了。文化庁派遣芸術家在外研修員としてミュンヘンに留学。2003年国際ミトロプーロス声楽コンクール最高位入賞。第5回ホテルオークラ音楽賞受賞。
写真提供:紀尾井ホール © ヒダキトモコ

山田 和樹指揮(2009/10~2011/9)

2009年第51回ブザンソン国際指揮者コンクール優勝。ドレスデン国立歌劇場管、パリ管、フィルハーモニア管、ベルリン放響、バーミンガム市響、サンクト・フィル、チェコ・フィル、エーテボリ響など各地の主要オーケストラでの客演を重ねる。2017年はベルリン・コーミッシェ・オーパーにもデビューを果たした。現在、モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団芸術監督、日本フィルハーモニー交響楽団正指揮者などを務めている。ベルリン在住。
写真提供:サントリーホール © バーミンガム市交響楽団公演

教育機関へのピアノ寄贈事業の実施

<2022年度~>全国の演奏家を養成する教育機関において老朽化したピアノを良質なものへ入れ替えることで、学生たちが音楽を楽しみ、学べるような環境を整えています。
新品のピアノのほか、椅子、カバーなどの付属品もあわせて寄贈しています。
また教育機関の環境を整えるだけでなく、ピアノの搬入設置にかかる費用や、一定期間の保守点検費用も支援することで、ピアノに関わる多くの方々の安定化に寄与しています。

ピアノ寄贈の実績

寄贈年度 寄贈校数 寄贈台数
2022 4 9
2023 10 91
2024 10 59
累計 23 159

※寄贈校数の累計は複数の年度で寄贈した大学があるため各年度の合計とは一致しません。